フリーランスエンジニアの経費率は実際どれくらい?
どうも!ともすけです。
フリーランスエンジニア歴8年で、普段はWeb系システムのバックエンド開発をしています。
今回は、フリーランスエンジニアの経費率について、僕自身の実例をもとに書いてみます。
フリーランスの経費について調べると、「経費率50%」みたいな話を見かけることがありますよね。
でも、僕は最初それを見たとき、「え、そんなに使う?」とかなり違和感がありました。
もちろん、職種によって事情は違います。
ただ、少なくとも僕みたいにWeb系の開発を中心にやっているフリーランスエンジニアだと、その感覚はかなり遠いです。
これから独立を考えている人にとっては、経費の実態がわからないと、手取りも生活もイメージしづらいと思います。
すでにフリーランスとして働いている人でも、「自分の経費感覚って実際どうなんだろう」と気になることはあるはずです。
この記事では、僕自身の支出をベースにしながら、
- フリーランスエンジニアの経費率の実際
- 何が経費になりやすいのか
- フルリモートと出社ありでどのくらい変わるのか
- 経費率を見るときに気をつけたいこと
このあたりを、できるだけ現実的に整理していきます。
結論|Web系フリーランスエンジニアの経費率は思ったより低い
先に結論を書くと、Web系のフリーランスエンジニアの経費率は、思っているよりかなり低いことが多いです。
僕自身、月単価は税込85万円で、毎月の経費は約6.4万円です。
毎月分だけで見ると、経費率は約7.5%。
さらに、パソコンやタブレットなどの購入費を年間20万円ほど見込んでも、年間の経費率は**約9.5%**です。
ネットで見かける「経費率50%」のような数字とは、かなり差がありますね。。。
実例公開|年収1000万円のフリーランスエンジニアの経費率
ここからは、僕の経費の内訳です。
僕の今の案件単価は、税込で月85万円です。
年収ベースで見ると、だいたい1000万円前後になります。
自宅で仕事をしているので、家賃や光熱費は全額ではなく、仕事で使っている割合だけを経費にしています。
実際には、毎月の経費は次のような形です。
毎月の主な経費一覧
| 項目 | 全体の金額 | 按分率 | 経費計上額 |
|---|---|---|---|
| 家賃 | 55,000円 | 60% | 33,000円 |
| 電気代 | 6,808円 | 80% | 5,446円 |
| ガス代 | 3,330円 | 40% | 1,332円 |
| 上下水道費 | 2,115円 | 40% | 846円 |
| 光回線 | 4,400円 | – | 4,400円 |
| freee | 1,078円 | – | 1,078円 |
| ChatGPT | 3,000円 | – | 3,000円 |
| 技術書・ビジネス書・消耗品など | 10,000円 | – | 10,000円 |
| 雑費 | 5,000円 | – | 5,000円 |
| 合計 | 64,103円 |
月の売上が税込85万円なので、**毎月分の経費率は約7.5%**になります。
さらに、パソコンやタブレットなどの購入費として、年間でだいたい20万円くらいは見ています。
年間売上は 85万円 × 12ヶ月 = 1,020万円。
毎月の経費を年換算すると 64,103円 × 12ヶ月 = 769,236円 で、そこに端末購入費20万円を足すと、年間経費は 969,236円 です。
つまり、**年間の経費率は約9.5%**です。
この数字を自分で並べてみると、「経費率50%って、自分の働き方だとかなり遠いな」と感じます。
フルリモートと出社ありで経費率はどのくらい変わるのか
経費率を考えるうえで、かなり大きいのが働き方の違いです。
僕は今フルリモートなので、電車代はほぼかかりませんし、外で毎日お昼を食べることもありません。
この差は、思っているより大きいです。
もし出社がある案件なら、交通費で月1〜2万円、お昼代も月1〜2万円(※ 仕事仲間と食べれば経費で計上できます。)くらいは増えてくると思います。
つまり、フルリモートと比べると、毎月2〜4万円ほど経費が増えるイメージです。
僕の場合、フルリモート時の毎月経費は 64,103円 なので、出社ありになると 84,103〜104,103円 くらいになります。
月単価税込85万円に対する経費率で見ると、約7.5% → 約9.9〜12.2% まで上がる計算です。
年間で見ても差は大きくて、パソコンやタブレットなどの購入費20万円を含めた年間経費率は、
フルリモート時の 約9.5% に対して、出社ありだと 約11.9〜14.2% くらいまで上がります。
つまり、同じフリーランスエンジニアでも、リモート中心か常駐かで経費率は2〜5ポイント前後変わりうるということです。
なぜフリーランスエンジニアの経費率は高く見えやすいのか
「フリーランスは経費がたくさん使える」とか、「経費率は高め」といった話はよくあります。
でも、そこには職種の違いがあります。
たとえば、店舗を持つ仕事なら家賃が大きいですし、営業が多い仕事なら移動費や接待費もかかります。
撮影機材や専門設備が必要な仕事なら、初期投資も重くなります。
一方で、Web系のフリーランスエンジニアは、比較的少ない道具で仕事が回りやすいです。
パソコン、ネット回線、作業環境、ソフトウェア、書籍。
主な支出はこのあたりに集まりやすく、毎月大きなお金が出ていく構造ではないことが多いです。
なので、ネットで見かける「フリーランス全体の平均」を、そのまま自分に当てはめるとズレやすいです。
独立前に知っておきたいのは、世の中全体の平均より、自分に近い働き方の人の実態だと僕は思っています。
フリーランスエンジニアの経費は何にかかるのか
Web系エンジニアの経費は、そこまで派手ではありません。
ただ、地味に毎月かかるものと、たまにまとまって出るものがあります。
家賃・光熱費・通信費などの作業環境コスト
まず基本になるのが、家賃、水道光熱費、通信費です。
自宅で仕事をしていると、仕事と生活の境目が曖昧になります。
そのため、家賃や電気代の一部を、仕事で使っている分だけ按分して考えることがあります。
ここで大事なのは、生活費をそのまま全部経費にするわけではない、ということです。
あくまで、仕事で使っている分を合理的に分けて考える感覚です。
freeeやChatGPTなどの業務用サービス利用料
次にあるのが、会計ソフトや各種サブスクです。
freeeのような会計ソフトは、確定申告や帳簿管理を考えるとかなり助かります。
開発に集中したいなら、こういうところはお金を払って整えたほうが楽です。
最近だと、ChatGPTのようなAIツールを仕事に使う人も多いと思います。
調べものや文章整理、壁打ちなどに日常的に使っているなら、十分仕事に関係する支出です。
技術書・消耗品・パソコン購入費
エンジニアだと、技術書やビジネス書、周辺機器、消耗品もあります。
それに加えて、パソコンやタブレットの購入費も無視できません。
このあたりは月単位だけで見ると少なく見えますが、年単位で見るとそれなりにかかります。
特にパソコンは仕事道具そのものなので、必要なタイミングでしっかり投資したほうが、結果的に仕事はしやすくなります。
フリーランスエンジニアが経費率を見るときの注意点
ここまで僕の数字をベースに話してきましたが、このまま全員に当てはまるわけではありません。
たとえば、僕は今フルリモート中心で働いているので、通勤交通費や外でのお昼代はかなり抑えられています。
でも、常駐や出社ありの案件だと、交通費や昼食代が毎月2〜4万円ほど増えることもあります。
それだけでも、経費率は数ポイント変わってきます。
ほかにも、営業活動が多い人、勉強会や交流会によく参加する人、地方と都心を頻繁に移動する人は、交通費や交際費が増えやすいです。
自宅以外に作業場所を借りている人や、検証用の端末・環境をしっかり揃えている人も、当然支出は増えます。
なので、
「自分は経費が少ないから正しい」
「経費が多い人は無駄が多い」
と考える必要はありません。
大事なのは、その支出が自分の働き方にとって本当に必要かどうかです。
ネットで見かける平均や、誰か一人の数字をそのまま基準にするより、自分に近い働き方で見たほうが、ずっと実態に近いと思います。
独立前にフリーランスエンジニアの経費をどう考えればいいか
まずは、今の支出を
生活費
仕事に関係する支出
の2つに分けてみるのがおすすめです。
まだ独立していない会社員の人でも、通信費、学習費、端末費、仕事部屋の有無を書き出してみるだけで、独立後のイメージはかなり具体的になります。
次に、自分の想定売上に対して、経費率をざっくり出してみてください。
たとえば、年商1000万円で年間経費が100万円なら、経費率は10%です。
この数字が見えると、経費の重さはかなりイメージしやすくなります。
逆に、無理に経費を増やす必要はありません。
ネットで見た平均値に自分を合わせにいく必要もないです。
会社員からの延長で始めやすいタイプのフリーランスエンジニアなら、最初はかなりシンプルな支出構成でも普通です。
そこまで気負わず、まずは自分の数字を把握するところからで十分だと思います。
まとめ|フリーランスエンジニアの経費率は平均より実態で見るのが大事
この記事のポイントは以下の通りです。
- Web系のフリーランスエンジニアは、イメージほど経費率が高くないことが多く、僕の場合は毎月分で約7.5%、端末購入費まで含めても年間で約9.5%だった
- 出社ありの案件になると、交通費とお昼代で毎月2〜4万円ほど増え、年間経費率は約11.9〜14.2%まで上がりうる
- 経費はネットの平均で見るより、自分に近い働き方の数字で考えたほうが実態をつかみやすい
フリーランスの経費は、多ければ得というものでもないですし、少なければ正解というものでもありません。
まずは「自分なら何にいくらかかりそうか」を書き出してみると、かなり現実が見えやすくなると思います。


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